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コリジョンコース現象とは②
組合員の皆さま、こんにちは!
さて本日は、コリジョンコース現象が起こる要因について確認していきましょう!
★人間の視覚の限界
事故を防ぐためには「見る」ことが大切ですが、
人間の視覚には限界があります。
※シンク出版参照
たとえば、静止した状態で両目で見える範囲(視野)は、
左右にそれぞれ100度程度。
そのなかで標識の文字を読んだり、
特定の物や出来事に注目する場面で活用するのが
1~2度ほどしかない中心視です。
また、色や形まで識別できる範囲(有効視野)は、
視点から左右にそれぞれ4~20度程度と言われており、
それ以外の範囲(周辺視野)にあるものの色や形を識別することは困難です。
運転中、走行速度が速くなればなるほど有効視野は狭くなります。
そして周辺視野にあるもので、動いてないものは認知しづらいということになります。
このような人間の特性が、コリジョンコース現象を発生させる要因になっているのです。
★フロントピラーによる死角
※チューリッヒ保険会社参照
たとえば、このような状況を想像してください。
自車とほぼ同じ速度で走行する相手の車が交差道路から交差点に向かって進行しています。
本来であれば、周囲の見通しも良いため、
相手の車の存在には問題なく気付くことが出来るでしょう。
しかし!
2台の車が同じ速度で交差点に近づくと、
互いの車が常に45度の位置になり、
相手の車が常に自分の周辺視野の同じ場所に位置することで、
止まっているように見え、相手の車の発見が遅れてしまうのです。
また、同じ速度で近づいてくるため、
自車のフロントピラーに相手の車が隠れたままとなり、
存在自体に直前まで気が付くことができないということも・・・。
気付いた時にはもう手遅れ( ゚Д゚)にならないための
対処法を次回確認していきましょう!!!
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