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交通事故時の応急救護処置③

組合員の皆さま、こんにちは!

前回に引き続き、
交通事故時の応急救護措置についてです。

★負傷者の体位と移動

■ 救急車が到着するまでは、負傷者が望む姿勢にして安静を保ちます。
 ただし、車が通る路上や危険な場所にいる場合は、安全な場所に移動させましょう。

■ 反応はないが正常な呼吸をしている負傷者は、
 横向きに寝た姿勢(回復体位)にして、
 のどの奥の空気の通り道が狭まったり、嘔吐物で詰まったりすることを予防します。


■ 頭部に外傷があるなど、頸椎の損傷が疑われる場合は、
 負傷者の頭を手で両側から包み込むように支えて、
 首が大きく動かないようにします。
 (※頭を引っ張ったり曲がっている首を戻そうとしないこと)


★止血法

■ 出血部位を確認したら、ガーゼやハンカチ、
 タオルなどを重ねて出血部位にあて、その上を圧迫します。
 圧迫位置が出血部位から外れていたり、圧迫する力が弱いとうまく止血できない為、
 出血部位を確実に押さえることが重要です。


■ 止血の際に救助者が負傷者の血液に触れて感染症を起こす可能性はわずかですが、
 念のために、可能であれば救助者はビニール手袋やビニール袋を使用しましょう。